バレーボールにおける暑さ対策
熱中症予防運動指針
- プレーヤー・指導者・役員など携わる者すべてが知っているべき救急処置
WBGT (℃) | 湿球温 (℃) | 乾球温 (℃) | 熱中症予防運動指針 |
---|---|---|---|
31以上 | 27以上 | 35以上 | 特別の場合以外は、運動を中止する |
28~30 | 24~26 | 31~35 | 激しい運動や持久走など、熱負荷の大きい運動は、避ける |
25~27 | 21~23 | 28~30 | 積極的に休憩し、水分補給する |
21~24 | 18~20 | 24~27 | 運動の合間に、積極的に水を飲む |
21以下 | 18以下 | 24以下 | 熱中症の危険は小さいが、適宜、水を飲む |
熱中症予防運動指針は、どの程度の環境温度でどのように運動したらよいかを示したものです。WBGT(Wet-Bulb Globe Temperature:湿球黒球温度)は、その環境温度の指標として有効です。WBGTは、気温、湿度、輻射熱を加味しており、乾球温度(気温)、湿球温度(湿度)、黒球温度(輻射熱)を用いて計算することができます。これら3つは、通常の乾湿計(乾球湿球温度計)と黒球温度計を用いて測定することができます。
屋内と屋外では、計算式が異なります。
屋内:WBGT=0.7×湿球温度+0.3×黒球温度
屋外:WBGT=0.7×湿球温度+0.2×黒球温度+0.1×乾球温度
そのまま表示してくれるWBGT計も市販されています。
測定または計算したWBGTの値と上記の表を照らし合わせ、熱中症予防の運動指針としてください。現場での計算等が困難な場合も多いと思われますので、おおよそ相当する湿球温度、乾球温度も示してあります。
詳しくはマニュアルの表紙裏へ!