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2017.07.17ビーチバレーボール

男子は畑辺純希/村上斉組、女子は長谷川暁子/二見梓組が優勝! ジャパンビーチバレーボールツアー2017 第4戦行橋大会

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 ビーチバレーボールの国内ツアーである「ジャパンビーチバレーボールツアー2017第4戦 行橋大会」最終日が7月17日(月・祝)、長井浜ビーチバレーボールコート(福岡県行橋市)にて開催されました。最終日の17日(月・祝)は、朝9時から男女準決勝、決勝戦が行われました。

 

 初日同様、気温30℃を超える猛暑日となった最終日。女子決勝戦は、ここまで2連勝中の西堀健実(トヨタ自動車株式会社)/草野歩(日本体育大学)組と、前回大会では3位に終わった二見梓(東レエンジニアリング株式会社)/長谷川暁子(愛媛競技力向上対策本部)組の対戦となりました。前回大会では準決勝で対戦した両チームの戦い。第1セットは二見選手のスピードサーブからのブロックが効果的に決まり、デュースの接戦を二見・長谷川組が22-20と制します。第2セットは序盤から西堀選手が二見選手に負けじと空中戦を制し、西堀/草野組が巻き返しを図ります。しかし、中盤以降、再び二見選手のブロックで流れをつかんだ二見/長谷川組は、15-13とじわじわと西堀/草野組を引き離し、21-16と決着をつけました。第1戦マイナビ東京大会以来、女王の座に返り咲いた二見/長谷川組は、「準決勝、決勝となんとか苦しい試合を乗り越えることができた。絶対に気持ちだけは負けたくなかった」と今大会を振り返りました。

 

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 男子は過去3大会、圧倒的な強さを誇ってきた白鳥勝浩(トヨタ自動車)/高橋巧(了徳寺大学教員)組と、今大会ワイルドカードで出場したともに20歳のアンドレス・モレイラ/ホセ・ルイス・ㇽビオ組が準決勝で対戦。ルビオ選手は、U21世界選手権で銀メダルを獲得した実力の持ち主。またモレイラ選手は、10歳からビーチバレーボールを始めた生え抜きの選手です。「メキシコも日本と同じように暑いけれど、日本のほうが湿度が高い。時差ボケもあるが、1日2試合のスケジュールは体力的に問題ない」と語っていました。

 

 試合序盤からメキシコ組の強烈なサーブや強打が目立つ中、白鳥/高橋組は冷静に高いブロックをショットでかわして得点を重ねていきます。終盤にきて高橋選手のサーブポイント、白鳥選手のブロックポイントが決まり、21-18と第1セットを白鳥/高橋組が制しました。第2セットも両者一歩も引かないせめぎ合いが繰り広げられます。メキシコ組はパワーで押すだけでなく、ショットのコントロールの精度も見せつけ、鋭いツーアタックも決めていきます。終盤、リズムを取り戻したメキシコ組は、21-18と第2セットを取り返します。最終セットは、白鳥/高橋組の前方を狙うサーブに苦しめられますが、最後は決定打を欠いた白鳥/高橋組のミスが響き、メキシコ組が16-14と激戦を制しました。

 

 男子決勝戦は、ツアー王者を下したメキシコ組と3大会連続で決勝に勝ち上がってきた畑辺純希(株式会社ウィンコーポレーション)/村上斉(株式会社ADI.G)組の対戦となりました。「高さとパワーには幅を使ったワイド攻撃で勝負していく」と語っていた畑辺選手の公言どおり、ネットの幅を使った移動攻撃を展開した畑辺/村上組。その作戦が功を奏して、第1セットは13-8と主導権を握ります。メキシコ組の強打をシャットアウトする村上選手のブロックでポイントを量産した畑辺/村上組は、第1セット21-13で先取しました。それまでの勢いが見られなくなったメキシコ組は、第2セット途中でモレイラ選手が嘔吐しインジュリータイムを要求。「試合前に冷たいものを食べすぎてしまった。出した後はスッキリした」というモレイラ選手はそこから脅威の回復をとげ、第2セットを21-16とメキシコ組が奪取しました。第3セットも灼熱のビーチで意地がぶつかり合います。終盤まで一進一退の攻防戦が繰り広げられますが、勝負を制したのは畑辺/村上組。メキシコ組を振り切り、15-13で今シーズン初優勝をもぎとりました。今シーズンのヒーローインタビューで、毎大会決勝に向けて宣戦布告を行ってきた村上選手。今大会は、「準決勝で負けた白鳥/高橋組の無念を晴らしたい」とコメントしていましたが、決勝戦では有言実行を果たしました。

 

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 女子3位は、鈴木千代(クロス・ヘッド株式会社)/浦田景子(フリー)組、田中麻衣(全日本空輸株式会社)/鈴木悠佳子(湘南ベルマーレ)組、男子3位は、長谷川徳海(愛媛県競技力向上対策本部)/庄司憲右(愛媛県競技力向上対策本部)組、白鳥勝浩(トヨタ自動車株式会社)/高橋巧(了徳寺大学教員)組となりました。

 

◆長谷川暁子選手

「決勝戦の相手はベテランでありとても巧いので、自分たちは高さとパワーをいかして勢いをつけていこうと思った。まだまだスパイクを打ち込んでいきたいと思う」

 

◆二見梓選手

「しっかり準備してきたので、試合は安心してプレーできた。まだまだフィジカルをはじめ足りないところもあるので、惜しまずに努力していきたいと思う」

 

◆畑辺純希選手

「僕たちは国内では大きいけど、海外では小さいので、速さと技で勝負していくことがテーマ。決勝戦はすべて発揮することができた」

 

◆村上斉選手

「1点を争う厳しいゲームとなったが、自分たちの作戦が当たったことが勝因だと思う。メキシコチームには、またぜひ日本にきてほしい」

 

 また、次なる「ジャパンビーチバレーボールツアー2017第5戦大洗大会」は、7月29日(土)、30日(日)に茨城県東茨城郡大洗町大洗サンビーチにて開催されます。「ジャパンビーチバレーボールツアー2017」の熱い戦いにぜひご注目ください。

関連リンク

男子試合結果 (PDF)※7/18訂正

女子試合結果 (PDF)

男子最終順位 (PDF)※7/18訂正

女子最終順位 (PDF)※7/18訂正

ジャパンビーチバレーボールツアー2017 大会概要

ジャパンビーチバレーボールツアー2017 第4戦 行橋大会 競技日程

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