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2017.07.30ビーチバレーボール

男子は白鳥勝浩/高橋巧組、女子は石井美樹/村上めぐみ組が優勝! ジャパンビーチバレーボールツアー2017 第5戦 大洗大会

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 ビーチバレーボールの国内ツアーである「ジャパンビーチバレーボールツアー2017 第5戦 大洗大会」最終日が7月30日(日)、大洗サンビーチ(茨城県東茨城郡大洗町)にて開催されました。

 

 3チームずつのプール戦が繰り広げられ、上位1チームが決勝トーナメントに進出。最終日となる30日は、朝9時から男女準決勝、決勝戦が行われました。

 

 女子決勝戦は、第2戦伊予大会の決勝戦と同カード。西堀健実(トヨタ自動車)/草野歩(日本体育大学)組と、第3戦南あわじ大会で準優勝に終わっている石井美樹(湘南ベルマーレ)/村上めぐみ(オーイング)組の対戦となりました。

 

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 試合序盤は、第2戦で勝利した西堀/草野組が9-5とリードを奪います。しかし、ここからこれまでワールドツアーを転戦してきた石井/村上組が反撃を開始。風が吹く中、攻防戦の読み合いが続いたラリーを制すと、石井選手が草野選手の攻撃をブロック。じわじわと流れを引き寄せた石井/村上組が逆転に成功し、21-19と第1セットを先取しました。

 

 第2セットも石井選手のブロックが光ります。石井選手のブロックをかわそうとする西堀/草野組の攻撃を封じ込め、攻撃の手を休めない石井/村上組は15-10と西堀/草野組を引き離します。終盤につれ、きわどいコースへサーブを打ち続けた石井/村上組はリードを守り、第2セットを21-15と勝利しました。

 

 今シーズン初優勝を手にした石井選手は、「ベテラン同士のペアはやっぱり戦うのはイヤだし、それにより昨年よりもレベルが上がっていると思う。そんな中でも目の前のプレーに全力を尽くす、という自分たちのテーマを貫き通して次大会も勝ちたい」と喜びを語りました。

 

 男子決勝は、これまで4戦中3勝をあげている白鳥勝浩(トヨタ自動車)/高橋巧(了徳寺大学教員)組と、今大会旋風を巻き起こしてきた西村晃一(WINDS)/Jeremy Casebeer(WINDS)組が対戦しました。

 

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 今大会、予選から出場し対戦チームを圧倒してきた西村/ Casebeer組と現時点の国内王者の対戦は、試合序盤から息つく間もない攻防戦が繰り広げられます。高橋選手が「Casebeer選手のブロックは幅があり、プレッシャーがものすごい」と世界レベルのブロックを、白鳥/高橋組は慎重にショットでかわしていきます。また、白鳥/高橋組はトスをネットから離した状態でしっかり強打を打ちこみ、攻守のリズムをつかむと21-17と第1セットを先取しました。

 

 第2セットも通常の国内戦では見られない鋭いスパイクコース、高さのあるブロック、威力のあるサーブが展開されます。そんな中、昨年10月に右肩の手術をし「久しぶりの試合」という西村選手が奮起。すばやいレシーブのファインプレーからCasebeer選手が決定打を決め、長いラリーをものにし始めた西村/ Casebeer組が第2セットを21-16と奪いました。

 

 第3セットも終盤まで一進一退の攻防戦が繰り広げられますが、ここで主導権を握ったのは、白鳥/高橋組でした。勝負所で白鳥選手がCasebeer選手の高いブロックをかわし、自らのブロックポイントで西村/ Casebeer組を追い詰めていきます。Casebeer選手に狙いを定めた高橋選手の力強いジャンプサーブも決まり、15-12と白鳥/高橋組が激戦にピリオドを打ちました。

 

 あと一歩のところで王者に及ばなかった西村選手は、「本当に悔しい。終盤は強打勝負になってしまったので、もう少しショットを仕掛けていければよかった。そのあたりはまだ日本での戦い方に慣れていないので、次こそは攻略して絶対に勝ちたい」と、リベンジを誓いました。

 

 3位には、清水啓輔(社会福法人ひまわり福祉会)/佐藤亮太(KBSC)組、小野寺将克(松戸レガロ/サン調剤薬局グループ 青森)/上場雄也(松戸レガロ)組、楠原千秋(伊予市役所)/村上礼華(松山東雲女子大学)組、溝江明香(トヨタ自動車)/橋本涼加(トヨタ自動車)組が入りました。

 

◆石井美樹選手

「第3戦南あわじ大会では負けてしまったので、今大会こそは自分たちのテーマを貫き通したいと思った。暑い中応援にきていただき、ありがとうございました」

 

◆村上めぐみ選手

「昨年はたくさん勝つことができたけれど、今年は勝つことは簡単ではないと感じていたが、ここにきて自分たちのスタイルを持ち合わせてきた。自分の役割に集中していきたい」

 

◆白鳥勝浩選手

「アメリカからわざわざ日本の大会に出場してくれて、それがすごく幸せなことでかみしめながらプレーした。高橋選手とのペアで対戦するときはまた勝てるように日々練習していきたい」

 

◆高橋巧選手

「普段の国内大会では味わえないブロックやサーブのプレッシャーを体感できた。すごくレベルが高い試合で楽しくプレーすることができた」

 

 次なる「ジャパンビーチバレーボールツアー2017」は8月5日(土)と6日(日)、第6戦 若狭おばま大会が開催されます。「ジャパンビーチバレーボールツアー2017」の熱い戦いにぜひご注目ください。

関連リンク

男子試合結果 (PDF)

女子試合結果 (PDF)

男子最終順位 (PDF)

女子最終順位 (PDF) ※7/31修正

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ジャパンビーチバレーボールツアー2017 第5戦 大洗大会 競技日程

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